ジム通い

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40になって始めたことといえば、
スポーツクラブ通い。

これまでもスポーツ系の習い事は
いくつかやってきたが、

結婚後しばらくして辞めてしまった。
旦那の帰宅が私よりも早いからである。

私の方が料理は得意なので、
必然的に私が担当することが多くなり、
私が職場からジム経由で帰宅することが
難しくなった。

あーめんどくさい。
一人だったら納豆ごはんで満足なのに。

夕食後、自宅から徒歩5分のジムに通うことにした。
そこで思い出した一人の時間の気楽さ!

ジムでは友達を作らない主義なので、
誰とも話さずも黙々とマシンで体を動かす。
有酸素運動のお供はiPhone&Netflixの海外ドラマ。
そしてお楽しみは運動後の広い風呂!
家族に邪魔されない至福のひと時!

年齢を重ねて初めて解った、
ババアが毎日ジムに通う理由。

毎日ジムにいるのにブヨブヨのババアの裸を
戒めに目に焼き付けつつ、一人の時間を過ごす。

ひとりになりたい。
(離婚したいわけではない。)

VIO脱毛②デザイン編

VIO脱毛①選択編 - 四十路女の深い溜息 の続きです。

Vはともかく、
IOまでやるのはセクシー女優をはじめとする
セクシー業界の人くらいなのかと思っていたが、
最近は一般女性にも人気という。

検索してみると、
永久脱毛か否かは不明だが
無毛率は2.3%という記事や
25%という情報もある。
ジムのお風呂で観察しても、
本気のパイパンって見たことない。

クリニックの女性スタッフたちはこぞって
「楽ですよ〜」
「無くなってみると生えていたことを
なぜ今まで 許せていたのかわからない」
と口を揃えて言うが、
セールストークなのかどうか判断がつかない。

「楽」の内訳もよくわからない。
衛生的というのは想像の範疇だが、
楽になるということは
それまで彼女たちは毛の処理に
かなりの時間をかけていたということなのか。


それはさておき、
検討の結果、Vは薄くして少し残し、
IOは無毛の方向でやってもらうことに決めた。
無難でしょう。
Vまで全部つるつるババアだと
やっぱ温泉で辛いかなと。

水着でポケモンGO

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年末年始はグアムで過ごした。

仕事納めの後、空港に直行し
夜が明けぬうちにホテルに着いた。

飛行機でうたた寝してしまったためか寝付けず、
なんとなくポケモンGOを起動したところ、
普段見かけないポケモンがゴロゴロ出てくるので
余計眠れなくなった。

部屋のバルコニーでも
ビーチのリクライニングチェアの上でも
ビールを飲みながら
ポケモン確保に勤しむこととなった。

これを最高の贅沢とみるか、
子無し・倦怠期中年カップルの悲哀とみるか。

ところで報道によると、
ポケモンGOの継続利用率が高いのは
中年世代だという。

わかるよわかる。
キン消しビックリマンシール
そして成人してもチョコエッグを集めた世代ですから。
ゲームそのものよりもコンプリート欲。

何年かビーチリゾートから遠ざかっていたが、
歳を取って良かったことは、
水着でも露出高めのリゾート着でも
生々しくならないことかもしれない。

VIO脱毛①選択編

「VIOライン」という用語を思いついた人は天才だと思う。

Vは既に一般用語となっているし、
I(女性器のまわり)はともかく、
O(肛門のまわり)に至っては
「ライン」(=線)でもないのに
ラインに集約させた強引さが好きだ。

祖母に(勝手に)誓った全身脱毛、
いざ申し込みに行って悩む。
「全身」といっても選択肢があるのだった。
A. 全身
B. 全身(顔 or VIO いずれかを含む)
C. 全身(顔とVIOを含む)

仮に私が植物状態で介護されているとして、
A. 顔とVIOがボーボー
  ⇒ 看護師 「ふーん(意外と毛深いなー)」
B. 顔かVIOがボーボー
  ⇒ 看護師 「なんだコイツ、顔 or VIO だけ毛深い」
C. 顔もVIOも脱毛
  ⇒ 看護師「ふーん(薄いな)」
恥ずかしさレベルはB>A>Cとなり、
結局Cで申し込むことにした。

ただ、Cの場合でVIOがツルツルすぎるのも
  ⇒ 看護師「なにこのババア、パイパンなんだけど!」
となりそうな気もするので
やりすぎに気を付けようと誓う。

自転車で橋を駆け上がり岡村靖幸のライブへ行く

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12月の極寒の夕方、
ママチャリ仕様のクロスバイクに跨り
必死の立ち漕ぎであの長い橋を渡っていた
四十路ババアは私です。

後ろで大人しく観るつもりが、
人の流れに飲まれ前方に運ばれ、
隣のババアと縄張り争いをしていたのも私で、
途中ガス欠で集団から飛び出し、
ドリンクコーナーで生ビールを2杯
立て続けに飲み干していたのも私です。

彼がコンスタントに活動していた頃、
私は地方の中学生であり、
彼の活動が不定期であった頃、
私は高校・大学を出て社会人となり、
うっかり結婚もした。
彼が何度かの休眠期を経て再始動したころには
私は彼がいつか歌った「35の中年」になっていた。

休眠期は彼の曲を聴いていたわけでもないし、
むしろ黒歴史的な扱いだった。

あれから20年経ち、
Facebook同窓会で会って不倫するかんじだわ
このトキメキ。

20年会ってないからこそ
「あの頃」のイメージの美肌フィルターで
自動補正できてしまうかんじ?
(※老眼でピントが合わないとも言う。)

ま、Facebook同窓会のお声が掛ったことないですが。

祖母の死とレーザー脱毛

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先日父方の祖母が亡くなった。
私は思い切って、
全身のレーザー脱毛を受けることにした。

脳梗塞で病院へ運ばれた当初は意識があったが、
その後一年弱の間、ベッドの上で植物状態だった祖母。
あるときお見舞いに行くと、
母と叔父の嫁(義理の叔母)が何やら密談している。

自慢の地獄耳で話を聞くと、
祖母の口の上のヒゲ(産毛と呼ぶには太い)を
剃るべきか相談していたのだった。

自分の生んだ子に相談されるならまだしも、
さほど仲が良いとは言えない息子の嫁二人に
そんなことを相談されるなんて
私だったら昏睡からでも飛び起きるわ!

美人で89歳で死ぬまでお肌が艶々で
「内緒で高い化粧品を使ってるらしい(憶測)」
「何を食べてるんだろう?」
と嫁たちに噂されていた祖母。

これはそんな美意識の高い祖母から孫に対する
最後のメッセージに違いない。

ばーちゃん、オレ全身脱毛するわ。

齢四十にしてビュッフェへ赴かんとす

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無類のビュッフェ好きである旦那が40歳になったので、
仕事終わりに"バイキング"発祥の地である
帝国ホテルの「インベリアルバイキング サール」に
寄ってみた。

もうさほど量も食べられないし、
今後は落ち着いて食事をしたいだろう、と考え
人生のビュッフェの食べ収めとして予約したのだった。

乾杯のドリンクメニューを渡すと旦那は
「(いろいろ食べたいから)要らない」という。

まるで試合に臨むプロ選手のよう。
「今夜は食べることに集中したいそうです」
と私が告げると、ウェイターはグラスに水を注ぎながら
「それがよろしいかと思います」とエールを送ってくれた。

私はビュッフェでは食べたいものしか食べないが、
旦那は礼儀とばかりに全てのメニューを少量ずつ試す。
そしていつも何か真剣に考えながら食べるので
あまり会話はない。
暇な私は大抵、古代ローマの貴族の
吐きながら食べ続ける宴会の様子を想像しながら、
自慢の地獄耳で近隣のテーブルの会話を聞いている。

(右隣は式場選び中の元キャバ嬢2人組、
左隣は投資セミナー企画者(女)と講師(男)で、
退屈はしのぐことができた。)

私はカリフラワーの冷製スープ、シーザーサラダ、
ローストビーフ、そしてイチゴのジェラートをおかわりした。
ピンク色のストロベリー味は大嫌いだが、
ここのはイチゴをそのまますり潰したであろう
赤を薄めた色で、
味もまさにイチゴだった。

旦那は後悔ないようにと食べ尽くした結果、
満腹で眠れず、
翌朝も気持ち悪いと後悔していた。

これで無事卒業できるといい。